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【徹底解説】不動産相続で知っておきたい4つの分け方と「遺産分割協議書」の作り方

2025.06.12

不動産が含まれる相続は「現金と違って簡単に分けられない」ため、トラブルになりやすい傾向があります。この記事では、土地の分割方法として主に使われる4つの手法(現物分割、代償分割、換価分割、共有)と、それぞれのメリット・デメリットをわかりやすく整理。また、相続手続きに必須の「遺産分割協議書」の正しい作成方法と注意点も詳しく解説しています。山梨県での不動産相続の準備にお役立てください。

 

不動産の相続、なぜ揉めやすい?

  • 不動産は「お金のように等分できない」
  • 評価額があいまいになりやすい
  • 実家など思い入れがあるため感情的になりがち

山梨県内でも「親の家しか財産がない」ケースでは、兄弟姉妹間の話し合いがこじれることがあります。

 

土地の分け方は4パターン

  1. 現物分割(げんぶつぶんかつ)

内容: 土地をそのまま物理的に分ける方法(例:分筆して兄弟で別々に相続)
向いているケース: 土地が広く、複数人で公平に分けられるとき
注意点:

  • 小さく分けすぎると資産価値が下がる
  • 利用条件が土地によって異なり「不公平」に感じられることも

 

  1. 代償分割(だいしょうぶんかつ)

内容: 1人が不動産を相続し、他の相続人に現金で精算(代償)する方法
向いているケース: 不動産を守りたいが他の相続人にも公平に分けたい
注意点:

  • 不動産を取得する人に資金力が必要
  • 不動産の評価額をめぐってトラブルになりやすい

 

  1. 換価分割(かんかぶんかつ)

内容: 不動産を売却し、売却益を分配
向いているケース:

  • 相続人全員が不動産を不要と考えている
  • 固定資産税や管理の手間をなくしたい
    注意点:
  • 市場価格が下がっていると損する可能性あり
  • 「小規模宅地等の特例」が適用できない場合も

 

  1. 共有

内容: 不動産を全員で共同所有とする
向いているケース: 分割協議がまとまらない場合の一時的な対応
注意点:

  • 売却や貸出には全員の同意が必要
  • 世代が進むと権利関係が複雑化

 

遺産分割協議書とは?

法定相続人全員で「誰がどの財産を相続するか」を話し合い、その内容を書面にまとめたもの。金融機関での相続手続きや、不動産の名義変更には必須の書類です。

 

作成の基本ポイント

  • 相続人全員の署名・実印押印
  • 印鑑証明書を添付
  • 不動産の表記は「登記簿通りに」
  • 銀行口座は「支店・口座番号」まで記載

 

注意点

  • 相続人全員の合意がないと「無効」
  • 相続人に未成年者がいる場合は「特別代理人」が必要
  • 書き損じに備えて「捨印」もあると便利

 

山梨県で相続不動産を分けるときの実務ポイント

  • 分筆や換価は「市役所・法務局」での手続きが必要
  • 土地の評価額は「固定資産評価証明書」「路線価」で確認
  • 田舎の土地は「売れにくい」ため早めの分割方針決定を

 

まとめ

  • 相続不動産の分け方は「現物分割」「代償分割」「換価分割」「共有」の4種類
  • それぞれにメリット・デメリットがあり、状況に応じて選択が必要
  • 分割内容が決まったら、正確に「遺産分割協議書」を作成しよう

 

参考資料

 

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