2025.07.15
空き家に関するお役立ち
お役立ち記事
私道負担のある不動産の売却
2025.05.09
私道負担のある土地・家は売れる?売却前に知っておきたいメリット・デメリット
「私道負担がある土地は売りにくいのでは?」と不安に思う方も少なくありません。しかし、実際には私道付き不動産も数多く取引されており、きちんとポイントを押さえればスムーズな売却が可能です。本記事では、私道負担の意味や評価の仕方、メリット・デメリット、売却時に注意すべき法律上の説明義務までをわかりやすく解説。山梨県内でも多い「セットバックが必要な土地」や「位置指定道路」についても触れています。
1. 私道負担とは?基本を整理しよう
私道とは?
- 私道とは個人や法人が所有する道路のこと。
- 一方、公道は国や自治体が管理している道路です。
私道負担とは?
- 土地の一部に私道部分が含まれていること
- 売却対象となる不動産に、道路として使われているが登記上「宅地」扱いの部分が含まれる状態を指します。
よくある私道のケース:
- 全体が私道に囲まれている袋地タイプ
- セットバックが必要な古い道に面した土地
- 位置指定道路(建築基準法第42条1項5号)に面する土地
2. 私道負担付き不動産のメリットとデメリット
【メリット】
- 通行制限が可能
私道は私有地なので、無断通行を禁止する看板の設置が可能。 - 静かで安全な生活環境
住人以外の通行が少ないため、子どもが安心して遊べる、騒音が少ないなどの利点も。 - 工夫による改善が可能
所有者同士で合意すれば、スロープ設置やゴミボックスの設置なども可能。
【デメリット】
- 維持管理費が自己負担
舗装や補修などの工事は所有者の費用負担になる。 - 固定資産税がかかることも
私道の一部が「公衆用道路」として非課税扱いにならない場合は課税対象に。 - 実際に使える敷地面積が狭くなる
登記上の面積は広くても、私道負担を差し引いた「有効宅地面積」が狭くなる。
3. 私道の持ち分にはどんな形がある?
私道には、持ち方(所有形態)によって売却時の注意点が異なります。
持ち分形態 | 内容 |
---|---|
① 共有型 | 住民全員が持ち分を共有(例:持分1/10) |
② 分筆型 | 道路の中の特定の部分を各所有者が単独所有 |
③ 単独所有型 | 私道全体を1人の所有者が保有 |
👉 共有型が最も一般的で、最近の分譲地では標準的な形です。
4. 売却時に必要な「重要事項説明」とは
不動産会社を通じて売却する際、宅地建物取引士が行う**「重要事項説明」**には、私道に関する項目が含まれています。
説明が義務付けられている内容:
- 私道負担の有無
- 私道の位置と面積
- 持ち分の有無と割合
- 通行に制限があるかどうか(通行地役権など)
負担金がある場合も説明対象
- 通行料や維持費を支払う義務がある場合
- 今後発生が見込まれる将来的な維持費負担
👉 知らずに買ってトラブルになることを防ぐため、丁寧な説明が法律で義務化されています。
5. まとめ:私道付きでも売れる!正しく理解して準備を
チェックポイント | 内容 |
---|---|
私道負担とは? | 土地の一部が道路として使われている状態 |
メリット | 静か・安全・通行制限可 |
デメリット | 固定資産税・修繕費などの維持管理コスト |
持ち分形態 | 共有型・分筆型・単独所有型 |
売却時の義務 | 私道負担の詳細を買主に説明する必要あり |
お問い合わせ
イエステーション山梨市店
〒405-0018
山梨県山梨市上神内川1670 マルキビル 1階
- フリーダイヤル
- 0120-010-860
- 電話
- 0553-34-8132
- FAX
- 0553-34-8133
イエステーション大月店
〒401-0015
山梨県大月市大月町花咲1660 財証ビル 2F
- フリーダイヤル
- 0120-083-700
- 電話
- 0554-56-8672
- FAX
- 0554-56-8673

まずは無料相談! 0120-010-860