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中古住宅が売れやすくなる!建物状況調査(インスペクション)とは?売却前に知っておきたいこと

2025.07.11

中古住宅が売れやすくなる!建物状況調査(インスペクション)とは?売却前に知っておきたいこと

中古住宅の売却を検討している方にとって、建物の劣化状況は買い手にとって大きな不安要素です。そこで注目されているのが「建物状況調査(インスペクション)」。専門家による調査で物件の状態を明確にし、安心材料を提供できます。この記事では、インスペクションの内容、メリット、費用相場、関連する保険制度まで詳しくご紹介します。

 

建物状況調査(インスペクション)とは?

インスペクション=建物の健康診断

建物状況調査(インスペクション)は、建築の専門家が既存住宅の構造や防水性能などを調査する制度です。構造上重要な部分や雨漏りの原因となる箇所を対象に、劣化や不具合があるかを確認します。

日本でも制度として明確化

2018年4月の宅建業法改正により、不動産会社は売主・買主に対して、建物状況調査の制度説明や検査業者の紹介、重要事項説明での結果概要の伝達などが義務化されました。

 

どんな内容を調査するの?

国が定めた「既存住宅インスペクション・ガイドライン」に基づき、以下の2点が中心です。

  • 構造耐力上主要な部分:基礎・柱・梁などの躯体部分
  • 雨水の浸入を防止する部分:屋根・外壁・開口部など

必要に応じて、それ以上の詳しい診断も追加可能です。

 

実施のメリットは?売却が有利に!

  1. 信頼性がアップして売れやすくなる

調査済み物件は、買主にとって安心感があります。仮に調査費用が5万円かかったとしても、価格を下げずに売却しやすくなる可能性があります。

  1. トラブル防止につながる

契約前に現状を明らかにすることで、引き渡し後のクレームや「瑕疵担保責任」によるトラブルを未然に防げます。

 

費用や所要時間の目安

  • 調査時間:2~4時間程度(物件規模により異なる)
  • 費用相場:簡易調査で約5万円、詳細調査で6~8万円程度
  • 費用負担:基本的に売主が負担

 

瑕疵(かし)保険とのセットでさらに安心

既存住宅売買瑕疵保険とは?

建物状況調査で一定基準を満たした物件には、「既存住宅売買瑕疵保険」を付保することが可能です。住宅に欠陥が見つかった場合、修理費用が補償されます。

保険のポイント

  • 保険法人は国交省指定の5社から選択可能
  • 万が一の際には、事業者が倒産していても買主に直接保険金が支払われる

 

山梨で空き家・中古住宅を売る方へ

山梨県でも、空き家の増加や築年数の経過により、中古住宅の売却が難しくなっています。建物状況調査を導入することで、次のような効果が期待できます:

  • 買い手に選ばれやすくなる
  • 売却価格を維持しやすい
  • 引渡し後のトラブルが少ない

 

参考情報:

国土交通省「インスペクション(既存住宅の点検・調査)」:https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/jutaku-kentiku.files/kashitanpocorner/jigyousya/inspection.html

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