2025.07.08
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不動産売却時の「媒介契約書」って何?山梨での取引前に知っておくべき7つのチェックポイント
2025.07.10
不動産売却時の「媒介契約書」って何?山梨での取引前に知っておくべき7つのチェックポイント
不動産売却では、不動産会社と「媒介契約」を結ぶのが一般的です。しかし、この媒介契約書の内容をよく理解していないと、後からトラブルになることもあります。本記事では、山梨県で不動産を売却しようと考えている方向けに、媒介契約書の種類や手数料、注意すべき項目をわかりやすく解説します。
媒介契約とは?契約書の作成は義務?
媒介契約は、不動産会社に物件の売却を依頼する契約のこと。契約書を作成しなくても法律上は有効とされますが、トラブル防止のためには書面での締結が重要です。
なぜ書面が必要なのか?
媒介内容や仲介手数料などの取り決めが曖昧だと、後で「聞いていない」といったトラブルに発展します。宅地建物取引業法では、媒介契約を締結した際には所定事項を記載した契約書を作成し、署名押印のうえ交付することが義務づけられています。
仲介手数料って何?いつ払うの?
不動産会社は「成功報酬制」で動いており、売買契約が成立して初めて報酬(仲介手数料)を請求できます。
手数料を請求できる条件
- 宅建業者であること
- 媒介契約が締結されていること
- 実際に媒介業務を行ったこと
- その媒介により契約が成立したこと
契約前に確認すべき7つのチェックポイント
- 標準媒介契約約款に基づいているか
国土交通省が定めた「標準約款」に準じていれば安心です。内容に不明点があれば、不動産会社に確認しましょう。
- 営業・宣伝活動の内容
- どの媒体を使って宣伝するか(例:ポータルサイト、チラシなど)
- 自分でも買主を探せるかどうか(自己発見取引)
- 明示型 or 非明示型の違い
- 明示型:他に依頼した不動産会社名を明示する義務あり
- 非明示型:明示の義務なし
どちらの契約にするかは売主が選べます。
- 仲介手数料の支払い時期
- 売買契約時と引渡し時の分割か、一括支払いか
- ローン特約の有無も確認(ローン不成立時の支払可否)
- レインズへの登録
「レインズ」とは不動産流通機構の情報ネットワークです。一般媒介契約では登録義務はないですが、登録することで広く買主を探せるメリットがあります。
- 売主の責任や義務
- 他社への依頼状況を明示(明示型の場合)
- 売却成立の連絡義務
- 紹介された買主との直接取引禁止(場合によって違約金あり)
- 反社会的勢力の排除条項
平成23年以降、契約書には「反社会的勢力でないこと」を確認する条項が設けられています。不動産取引の安全性を確保するための措置です。
まとめ|媒介契約書の理解がスムーズな売却の第一歩
媒介契約書は、売主と不動産会社の信頼関係を築くうえで非常に重要な書類です。
特に注意したいのは以下の7点:
- 標準約款との整合性
- 販売活動の詳細
- 契約形態(明示型 or 非明示型)
- 手数料の支払い条件
- レインズへの登録有無
- 売主の義務
- 反社会勢力との関係排除
山梨県内でも、不動産売却でのトラブル相談は少なくありません。スムーズな売却のためにも、契約書の内容は事前にしっかり確認しましょう。
出典:
宅地建物取引業法 第34条の2
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